審査員インタビュー

内山光司

若い頃、公募に応募したことはありましたか。

もちろんありますよ。第一回目の文化庁メディア芸術祭に出品し、コンピュータグラフィックス部門で優秀賞に選ばれたことがあるのですが、あれは自分の人生を変えたと思っています。はっきりしているのは、最終的に結果を手にしているのは行動した者だけだということ。実際に、一歩を踏み出してコンペで賞を取ったような人は、みんなそれなりに運を掴んでいると思います。1-click Awardに出品することは、特に学生のみなさんにとっては、最初の第一歩になると思います。このコンペに応募することで、自分の何かが変わるかもしれない。そう思って、最初の一歩をぜひここで踏み出してもらいたいですね。

1-click Awardに出品する上での考え方のコツとは?

仕事で提案を行う場合は、企業側からのオリエンテーションを受け、そこで依頼された内容に対してどう解決策を出すか考えればいい訳ですが、オリエンテーションがない今回のようなコンペの場合は、自分が企画を依頼する企業側に立ったつもりで、何らかの制限を設けたほうがいいと思います。そうすると、考え方の軸ができます。軸が定まると、アイデアを出して企画を展開していく上で、考えをまとめやすくなりますよ。

自身の仕事において、提出直前のチェックポイントがあれば教えてください。

企画書については、まず書きたいことを全部書き出していきますが、最後には必ず内容を見直して、不要な要素を削ぎ落としています。企画書は思いついたことをそのまま書いていくので、同じことを2度書いていたり、余計なことまで書いている場合が多々あります。こうした部分を削っていかないと、伝えたいアイデアが埋もれてしまいます。もちろんこの作業には"見極める目"が必要になるので、学生さんなどのまだ経験が浅い方は、勇気を持って友達に自分の企画を披露して、どこが面白かったか、どこがつまらなかったのか、意見を聞くといいと思います。自分とは違う感覚を持つ人がいることを理解し、その意見を受け止めることが大切です。

最後に、何かひとことをお願いします。

最近選考に残っている人が定番化してきているので、これまで応募にチャレンジしたことのない方からの応募を期待しています!

その1 応募するべきは"1コマ漫画"